梅雨明した途端、オーブンの中に入れられたような日々ですが、
皆様、溶けたり蒸発したりせずに無事にお過ごしでしょうか。
Road Qu です。
さて、この夏の怪談公演が、牡丹灯籠に決まるまで、
実は怪談の候補が他にいくつかありました。
タイトルだけで書くと雨月物語の吉備津の釜とか、
小泉八雲の耳無し芳一 などの古典中の古典であったりとか。
あとは怪談と言えば有名な、四谷怪談とか、
番長(じゃなくて番町)更屋敷あたりですね、
で、選定基準は、言葉が難しかったり、意外と短かったり、
逆に長過ぎたり、は除外、というのが今までのやり方。
今回は違います。
登場人物に男しか無いものは除外(耳無し芳一が消えました)。
ほんとに怖いものは除外(吉備津の釜が消えました)。
うっかり手を出して制作側に障りや祟りがあるものは除外。
(四谷怪談は映画や舞台化する前に、おことわりのお参りをしないとマジに怖いそうですよ)
番町(播州、という説も)更屋敷は、有名ですが、お菊さんがお皿数えるだけなので除外。
(正確には、悲しい話なのですが、オチが物足りないのです)
で、軽く決まったのが牡丹灯籠なのですが、
改めて読んでみると話が長い長い。
そんなわけで、有名なとこだけ再構築する事になったわけです。
再編といっても、大幅に物語が変わるわけではありません。
ただ、すこし現代的な解釈になっているかもしれません。
そのあたり、元の話を知っている方も知らない方も、
共に楽しめるひと時に仕上げて参ります。
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