Road Qu

それは声のコトダマと楽器のオトダマが織りなす、あたらしい“聴き物語”体験

音楽的朗読ユニットRoad Qu (ロード・クゥ)は、朗読と音楽が融合した、
単なる物語の朗読にBGM演奏を加えただけではない、
新しい物語の体験を演出する事を目指したパフォーマンスユニット。
朗読 × 探求の道( Road of quest )
それが Road Qu です。

2013年12月27日金曜日

2013年の Road Qu

今年2013年の Road Qu は、宮沢賢治に始まり、ディケンズで締めくくりました。
公演の度に素晴らしい方々と出会う事が出来て、とてもありがたい言葉も頂きました。
ありがとうございます。

  • “注文の多い料理店” : 2013.2.10 88STAGE 88ホール 公演 / 2013.2.24 欅 公演
  • “虹猫の話” : 2013.3.9  88ギャラリー ネコ展 公演
  • “真魚の不思議な一日(オリジナル)” : 2013.6.9  総本山善通寺 客演
  • “RQ版 牡丹灯籠” : 2013.8.9  (初演)欅 公演
  • “注文の多い料理店”: 2013.11.10 栗林公園
  • “RQ版 クリスマス・キャロル”: 2013.12.21 & 22 欅 & ビッグフット

今年は以上の6公演を行いました。
振り返ってみると、なかなかの公演数になっています。

その中で初演は4作品。
完全オリジナル作品が1点
翻案の書き起こし作品が2点となってます。
ちなみに作品中で演奏する音楽は、ほぼ全てが山本@演奏のオリジナルです。
(これらのオリジナル曲のいくつかは、山本一馬のギターソロコンサート“Traveling ”シリーズの演目に加わります)

演じる方としてみてはその中のどれもが、
一度の公演で終わらせるのが惜しい作品ばかりです。
とは言っても、旬の時期が短かったり、マニアックだったりで、
幽霊だとか人外の登場率が高くしかも話が長いのが玉にキズです。

というわけで来年は
気楽に聞けていつでも出来る、
そんな話をバリエーションに加えてお届けする、
というのが一部戯作者の一つの目標となりました。

皆様の2013年も、色々あった事と思います。
来る2014年が、皆様に素敵な一年になる事を祈りつつ、
今年を締めくくりたいと思います。

それでは皆様良いお年を。


2013年12月23日月曜日

クリスマス・キャロル 欅 & ビッグフット

昨日と今日、欅での2回公演と、ビッグフットにおいで下さった
総数六十名を超える皆様
ありがとうございます。


欅でのライブ風景は、前回栗林に引き続き、
あの久次郎さんもサンタコスプレで駆けつけて下さり、
とてもシュールな楽しいひと時となりました。


最初に予想予告していたよりも、大幅に長時間になってしまいました。
カジュアルでライトな?公演を予想していた皆様には、
想定外な我慢大会ライブになったのではないかと思います。
大変お疲れさまでした。

特に幽霊が出る話が怖くて夏公演をスルーして、
今回ほのぼのした物語を期待して油断していたお客様には、
西洋の幽霊(当社比二倍)が出て来るという、
見事なフェイントになったことと思います。

上演時間合計90分というフルコースのお話を、
二回公演と翌日の連続と言うのは、
演じる私達にも、ある意味我々にも挑戦的な公演となりました。

久次郎サンタさんや、おなじみの皆様、久しぶりにお会いする友達の応援も頂き、
公演を無事に終わり、沢山の拍手とお褒めの言葉を頂き、
達成感と心地よい疲労感に包まれて
年の瀬を迎えようとしている私達 Road Qu でした。


2013年12月10日火曜日

クリスマス公演に向けて その2

たとえリハーサルと言っても、ギャラリーがいるとテンションが上がるものです。
先日のリハーサルは、よしかわ@語りの力が、未来の進路を決めてしまった、
という、若いファンの方と、
その親御さんが見学に来て下さいました。

学校での朗読の授業で、よしかわ@語りの朗読を聞いた時から、
ナレーターとか、声を使った職業への興味とあこがれを持ち、
そして進学先を、その具体的な一歩として踏み出したと言う、
そのファンの方のいきさつを聞いていた私達は、リハーサルにも力が入ります。

ほぼゲネプロに近い本番と同じ流れで休憩を挟みつつ、
全編を通して見学していただきました。

未来が楽しみな若いファンに、
私達の方がよい刺激を受けた、リハーサルの一日でした。

さて、公演日には更なる磨きを掛けて、
皆様の元へお届けする、Road Qu のクリスマス・キャロル。

公演日にも来て下さるそのファンと、
全てのRQファンに、
素敵なお話のプレゼントが出来る事を願って、
私達はリハーサルを重ねています。

2013年12月4日水曜日

クリスマス公演に向けて その1

12月の到来とともに、街中に溢れるクリスマスソングが
頭の中でぐるぐるメドレーで再生されるこの季節。
それにしても突然寒くなりました。皆様お体にはお気をつけ下さい。

さて、今回クリスマス・キャロルを読む事に決めたのは、
夏の怪談の公演が終わった時です。
これも軽い思いつきで、公演の後で、

秋は栗林公園、その次にもしやるならクリスマス公演が良い感じ。
じゃあ話は、クリスマス・キャロルがいいかも。
これは凄く良い話だし、クリスマスにふさわしいですよ。

というような、実に軽い会話の流れがありました。

で、廻りにもその事を言いふらして前宣伝して、
いざディケンズの原作を訳している青空文庫を読むと……

やっぱり演じるには長いんです。
言葉もこの訳だと、ちょっと古くて難しいし。

さて、どうしましょう。
実はこの時、クリスマス・キャロルという話の内容と、
クリスマスシーズンの話は旬が短いという事を鑑みて、

  • 二回公演が可能な会場で出来るだけ二回公演
  • 料金は出来るだけ安く押さえて、ある程度の年齢以下は無料
という形を最初から意識していましたので、
公演時間を休憩無しの一時間程度に設定していたのです。

というわけで、うえまつ@戯作者モードが、夏の公演に引き続いて
この公演とクリスマスキャロルをやろうと言い出した責任を取って
Road Qu の公演時間にジャストフィットの話にまとめあげた……
はずだったのですが。

実際に出来上がりを読んで、音楽を付けてみると、
休憩無しでは、演じる方も聴く方も、少し息切れしそうな気配です。

なので結局、公演時間は
ちょっと短めの前半、
ちょっと休憩。
ちょっと短めの後半。
という、
丁度良いボリュームに落ち着きました。

そんなわけで
Road Qu がお送りするクリスマス・キャロル。
ただいま鋭意リハーサル中です。

クリスマス公演に向けての話は次回も続きます。